自分がどのように自転車に乗れるようになったか、覚えている方は少ないのではないでしょうか。うちの子供たちに教えた練習法をご紹介しますので、参考にして頂けたらと思います。タイトルの通り、3時間以内に乗れるようになった方法です。
自転車に乗れるようになる経験は、一生に一度だけです。
楽しみながら練習して、乗れるようになった喜びを子供と分かち合ってください。
子供に自転車を教えるにあたっての大切な心構え
子供は吸収が早いです。楽しく感じることには、すごい集中力であっていう間に覚えてしまいます。以下の心構えで、楽しみながら練習するのが早く自転車に乗れるようになるコツ、と言っても過言ではないと思います。
- 褒める
- 怒らない
- 楽しむ
事前準備
(1)自転車の補助輪を外して、スタンドを取り付け
- 付け外しはレンチ(サイズは基本的に15mm)で行えます。レンチはダイソー等の100円ショップでも購入できます。
- スタンドは、amazonなどのネットショップなら1000円以下での購入も可能なハズです。乗っている自転車メーカーの純正品が希望であれば、購入店舗で取り寄せするのがもっとも簡単な方法かと思います。
- 付け外しの具体方法に関しては、ここで書こうかとも思いましたが、「サイクルベースあさひ」のページ(補助輪から1本スタンドへの交換)に詳しく書かれていましたので、そちらをご紹介ということにします。
- 面倒な場合は、スタンド購入~付け外しまで、自転車ショップに依頼してしまいましょう。数千円でできると思います。
(2)サドルの高さ調整
- 練習では、恐怖心を抱かないよう、両足の半分くらいが地面につくくらいの調整がよいでしょう。
(3)その他、必要なものを用意
- 「ヘルメット」をご用意ください。「自転車保険」 の加入もお確かめください。
- 詳細は、記事「子供用自転車の他に必要となるもの」に記載してありますので、お読みください。
練習方法
お待たせしました。練習方法について説明します。ぜひ参考にしてください。
1.自転車を押す
まずは、自転車を押すときの基本姿勢、ハンドルを持って自転車の左側に立つことから教えましょう。そして、その態勢で右足を払い、スタンド操作することをも覚えさせてください。数回もやれば、充分でしょう。
次は、実際に自転車を押してみます。
- まずは、真っすぐ進んでのブレーキ
- うまくできたら、曲がったり、回ったり
- 最後は「ストップ」の掛け声で、ブレーキ
追いかけっこ形式にして、後ろについてくるような方法にすると、遊び感覚で笑いながら楽しく練習できると思います。
これをやっておくと、自転車の取り回しかた、感覚を覚えられますので、自転車に乗れるまでの時間が格段に短くなると思います。
ただ、長時間行うべき練習ではありませんので、自転車を倒さず、自分の意志で操作できていれば、完了してしまって大丈夫です。
2.自転車に跨る
さぁ、自転車に跨りましょう。
まずは、跨った状態の子供を左右から少し押して、倒れないよう踏ん張る練習からです。
倒れないようバランスをとる練習であると同時に、ふらついたくらいで転ばないということを体感してもらい、恐怖心を減らしてあげましょう。
次は、ペダルに足を乗せず、ストライダーのように足で地面を蹴って進み、ブレーキで止まる練習です。数回繰り返し、ブレーキがかけると止まれるということを体で理解してもらいましょう。ブレーキは両手同時が基本であることもしっかり教えてください。
ここまでできたら、ブレーキはあまりかけず、繰り返し足で地面を蹴って進み、徐々に足をつく回数を減らしていくよう練習してください。勢いがつかない場合は、後ろから少し押してあげてください。足を地面につかないで進める距離が伸びてきたら終了です。
3.自転車を漕ぐ
ここまできたら、もう乗れたも同然です。もう何も言わずに乗れてしまう子もいるでしょう。
まずは、倒れないよう身体を軽く支えてあげた状態から、ペダルを漕がせてみましょう。
始めのうちは、漕ぎ始めてからも身体をささえてあげてください。
少し続けていると、段々とコツをつかみ、スタート以外は自分だけで乗れるようになるハズです。
そうなったら最終段階です。スタートの練習です。
スタートはペダルに立つよう、体重を乗せるということを教えてください。子供は力が弱く、体重も軽いですから、そのくらいの勢いが必要です。あとは勇気をもって、繰り返し練習あるのみです。
すぐに、子供の満足そうな顔と、喜びの声を聞けることでしょう。
子供の成長の喜びを実感ください。そしておもいっきり褒めてあげてください。
おめでとうございます! あなたは間違いなく、とてもよい父親/母親/保護者です。
「大きくなったら、パパとサイクリングがしたいな♪」
笑顔の子供と、楽しいサイクリングを!