サイクリングの計画を立てよう
まずは、子供とのサイクリング計画を立てましょう。
子供の希望を聞いたり、笑顔を想像しながら、子供もあなたも楽しいサイクリング計画を立ててください。
以下、ポイントを説明しますので参考にしてください。
安全なルート
子供と安全なサイクリングができるようにルート計画は最重要事項です。
できる限り、危険性が少ない道を選択しましょう。
予め、どの道を通るか考えておくことが大切です。
小さい道路であれば、できるだけ車通りが少なく、走行場所の安全性が高い道を。
大きい道路であれば、走行できる歩道が広く、道路側に飛び出しにくい構造になっている道を選ぶのがよいでしょう。
その道路特有の状態や事情もあるでしょうから、臨機応変にご判断ください。
理想的なのは、やはりサイクリングロードです。
- サイクリングロード(自転車道)とは、「自転車」または「自転車と歩行者」のために設けられた、車やバイクは走行できない『専用道路』のことです。
- 大規模なサイクリングロードに関しては、「国土交通省のサイト:大規模自転車道」に纏められています。
もう少し細かな情報が欲しい場合は、各種自治体のサイトをあたってみてください。
クローズアップされた情報が紹介されている場合も多いです。
もし、近くにあるようなら、積極的に使うことをおすすめします。
川沿いにあることが多いので一度チェックしてみください。
楽しくなる目的地
子供はもちろん、あなたが楽しくなる目的地を設定することが大切です。
例えば、
- 美味しいものが食べられる場所
- 遊べる場所
- 欲しいものが買える場所
などです。
我が家では、マクドナルドや、ソフトクリーム店、セブンティーンアイスの自販機がある家電量販店、大規模ショッピングモール、簡易遊園地、大型公園などを目的地としています。
この項目に関しては、子供とあなたが楽しくなる要素があるならば、どこでもよいのです。
コンビニやスーパーで好きなお菓子を買うとかでも全然よいのです。
最適な時間帯
早朝(7時~10時)が最もおすすめできる時間帯です。
車も人も少なく、空気も澄んでいますので、爽快な気分になれます。
夏場であれば、暑い時間帯を避けることもできます。
なにより、午前中は子供が元気ですね。朝ごはんを目的に、サイクリングするのも楽しいものです。
おすすめしない時間帯としては、まず夜間(これは問題外ですが)、その次に夕方です。夕暮れ時は、車の運転手からこちら側が見えにくくなる時間帯ですので、交通事故に遭う可能性を減らすために、避けたほうが無難でしょう。
適切な走行距離と所要時間
子供によって走る速さも持久力も違いますので、各々にあった走行距離と所要時間を決めてください。
初めてのサイクリングは短い距離にして様子を見るようしましょう。
何度か繰り返す内に、段々と走れる距離は長くなり、遠くへも行けるようになります。
子供は、自分でどれくらい走れそうかの予測はうまくできませんので、大人がこれまでの状況や経験から判断して、子供にあった適切な距離と所要時間を設定してあげることが大切です。
参考にですが、我が家では園児~小学生低学年で、5km~10kmくらいがちょうどよい感じです。
小学生低学年になると20~30kmは走れますが、次の日に疲れが残ってしまうので、遠い場所には長期休みのときに行くようにしています。
忘れずに持っていくもの
ヘルメット等、自転車の乗る上で大前提のものは、こちらをご覧ください。
これを除くと、忘れないよう持っていきたいのは次の3つです。
- 子供の自転車の『鍵』
幼児車やスポーツサイクルには、ママチャリのように鍵が標準装備されていませんので、忘れやすいものです。
忘れてしまうと、自転車から離れられず、お店に入ることもできなくなってしまいますので気をつけましょう。 - 『水筒』
子供はいっぱい汗を書きますので、水分補給を怠ってはいけません。
熱中症を防ぐためにも、疲れを癒すためにも、忘れず持参しましょう。
中身がなくなったら、出先で補充することもお忘れなきよう。
- 『行動食』
運動しながらのカロリー補給という目的で、携行できるクッキーやグミなどを持っていくとよいです。
時折、ご褒美として子供にあげてもよいでしょう。
また、万が一に備え、自転車保険への加入を強く推奨します。
最適な自転車保険の選び方については、こちらをご一読ください。
サイクリングを実行しよう
いよいよ、サイクリングの開始です。
立案した計画に従って行動です。
とはいえ、これは仕事ではありません。
楽しむことが最重要事項です。
計画通りにならなくても全然よいのです。
むしろそれがスパイスになって、とても良い思い出に、親子の絆に変わるでしょう。
繰り返し言いますが、大切なのは楽しむことです。
危険な行為や迷惑になる行為は、繰り返さないよう注意が必須ですが、それ以外のちょっとしたことでは怒らず、たくさん褒めることを心掛けてください。
子供は一生懸命、自転車に乗っているのです。
点検
出掛ける前に、自転車を軽く点検しましょう。
- 空気が抜けていませんか?
- ブレーキはちゃんと効きますか?
隊列
基本的には、子供が前で、大人が後ろがよいでしょう。
子供の安全を常に確認し、一時停止すべき場所などで声かけをしたり、なにかあれば割り込んで、体を張って助けましょう。
大人が少し車道側を走ることで、子供と車が接触してしまう可能性も減らせると思います。
子供が2人以上いる場合は、歳上の子から順番にするのがよいと思います(一番目:年上の子、二番目:年下の子、三番目:大人 のように)。
歳上の子の方が経験豊富ですので、よいお手本になってもらいましょう。
大人が2人いる場合は、前後で子供を挟むのがセオリーですね。
交通ルールを守る
自転車は車両の仲間だということを教え、自転車の交通ルールを守りましょう。
- 信号を守りましょう。
- 交差点で一時停止しましょう。
- 自転車は左側を通行しましょう。
- 斜め渡りは危険なので止めましょう。
- 大きい道路は自転車も歩道を走れますよ(標識見てね)。
- 歩行者が優先です。
こうした、当たり前に大切なことを、実践を通してすぐに学んでくれるハズです。
自転車の交通ルールに関してましては、「警視庁のサイト:自転車交通ルール」を一度ご覧なっておくことをおすすめします。
水分補給
熱中症を避けるためにも、こまめに水分を補給しましょう。
子供が自分から求めてきた時だけでなく、時折こちらからも聞いてあげるようしてください。
持参した行動食で、適宜カロリー補給もしてください。
褒める/励まし
これ大切です。
大人でもそうですが、褒められたら嬉しいですし、励まされたらがんばれます。
子供の笑顔のために、子供との絆を深めるために、積極的にコミュニケーションを図っていきましょう。
子供と会話しよう
サイクリングから帰ってきた後は、出来事などを思い出しながら、ぜひ子供と会話をしましょう。
一緒にお風呂に入って、ゆっくり話すのもいいですね。
楽しかったことを話したり、気づいたことを話したり、思い出を共有しましょう。
また、今度はどこ行きたい、今度はこれ食べたいとか、次のサイクリングのことを相談しあいましょう。
子供との距離がぐっと近くなり、絆が深まることでしょう。
たくさんの笑顔が見れることでしょう。
そして、次のサイクリングは、もっとよりよいものになっていくことでしょう。
サイクリングを通して、子供との関係が良いものになることをお祈りします。
「大きくなったら、パパとサイクリングがしたいな♪」
笑顔の子供と、楽しいサイクリングを!