子供用自転車の重量
大人用の自転車はママチャリで20kg程度、スポーツサイクルで10kg前後です。
子供用の自転車はどうかというと、実はそれほど変わりません。
サイズにもよりますが大人用から-2kg程度でしょうか。
子供の体重は軽いので、比率で考えると自転車はとてもとても重いものなのです。
仮に、体重が20kgだとすると、比較的軽い10kgの自転車であっても自分の50%の重さになります。
この状況の子供にとって、10kgと15kgの自転車の差の5kg(体重の25%)は、とても大きい差になります。
体重60kgの大人で考えると15kgの差です。
園児(15kg)を一人乗せるくらいの差と言うと、イメージが湧きやすいでしょうか。
もちろん、乗れないということはありませんが、快適な方が楽しいですよね。
では、次は軽い自転車のメリットについて説明したいと思います。
軽い自転車のメリット
1.押しやすさ
自転車を降りて押す機会は意外に多いものです。
安全のために、坂道を漕いで登れないときに、駐輪するために。
自転車が軽いと楽に操作ができます。
2.起こしやすさ
大きくなれば自転車を倒してしまうケースは殆どなくなりますが、小さいうちは誤って倒してしまうこともよくあります。
自転車を倒してしまったとき、転んでしまったとき、自転車が軽ければ、子供でも自分で起こすことができます。
3.漕ぎだしの軽さ
自転車の漕ぎだしは、ふらふらしやすいものです。
特に練習中や覚えたての子供なら尚更です。
自転車が軽ければ、楽に漕ぎ出すことができます。
自転車に乗れるようになるのも早いでしょう。
なにより、ストップアンドゴーは、自転車に乗る上で頻繁に行う動作の一つです。
自転車が軽ければ、安全に楽しく乗ることができるでしょう。
4.疲れにくさ
自転車を漕いで進むとき、自分の体重+自転車の重量を動かすことになります。
疲れにくさが断然違います。
自転車が軽ければ、より長く楽しく乗ることができるでしょう。
5.持ち運びのしやすさ
子供の自転車の場合、出し入れや、車に乗せるときなど、持ち運ぶ機会が結構あると思います。
押していくという方法もありますが、子供用自転車は高さが低いため、中腰の辛い態勢になってしまいます。
自転車が軽ければ、楽に持ち運びができます。
(6.手入れのしやすさ)
子供の自転車の場合、一般的に重い自転車はスチール製、軽い自転車はアルミ製です。
スチールは錆びやすく、アルミは錆びにくいという特徴があります。
自転車を屋外保管するのであれば、断然アルミ(軽い自転車)が優位です。
見解
自転車の軽さは、自転車に乗るにあたっての基本的な動作、頻繁に行う動作を快適にするものです。
デメリットはありません。
もし一つあるとすれば、自転車の価格が高くなるという点でしょうが、やはり人ですから快適な方が好きになるし、楽しいものです。
子供の笑顔のため、一緒にサイクリングを楽しむため、ぜひ自転車の重量も購入の判断材料に加えて頂ければと思います。
「大きくなったら、パパとサイクリングがしたいな♪」
笑顔の子供と、楽しいサイクリングを!